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ぎっくり腰

2025.03.31
ぎっくり腰

こんにちは。ふかざわ痛みのクリニック 院長の深澤です。

腰痛がひどく、ぎっくり腰になってしまわないかと心配な方も多いでしょう。ぎっくり腰は、正式には「急性腰痛」と言います。急に動けなくなるほどの腰痛を発症し、1〜2週間、激しい痛みや動きづらい状態が続きます。

なかには椎間板ヘルニアなどの病気が隠れていることもあるので、動けるようになったらなるべく早くクリニックを受診することが大切です。

ぎっくり腰について、さらに詳しく見てみましょう。

原因

ぎっくり腰が起こるメカニズムは、まだはっきりと解明されていません。筋肉や靭帯の損傷・関節のズレ・背中側の内臓トラブル・神経や椎間板の炎症など、さまざまな説やケースがあります。

1〜2週間経っても改善しない場合や下半身にしびれがある場合などは、椎間板ヘルニアのようなほかの疾患が隠れていることもあります。

発症のタイミングは、重い物を持ち上げたとき、お辞儀をしたとき、立ち上がろうとしたときなどに多く見られます。

症状

・突然ふとした動作によって腰が強く痛む
・少しでも動くと腰が痛む
・急な腰痛で動くのがつらい
・突然腰が固まって動けなくなった
・腰痛に加えて足の痛みやしびれがある など

治療

腰痛が軽い場合

鎮痛薬・抗炎症薬・漢方薬などの服用と、サポーターやコルセットの装着によって姿勢をサポートし、強い痛みを抑えます。症状によっては、温熱療法などをおこないます。

腰痛が強い場合

腰痛が強い場合は、神経ブロック注射をおこないます。局所麻酔をしてから、痛みの根本原因である神経の根元にステロイド薬を注入することで症状を緩和します。

神経ブロック注射をすると、筋肉の緊張がゆるんで血流が促進されます。くり返し注射することで過敏になった神経がさらに落ち着き、痛みもなくなっていきます。

まとめ

まとめ

ぎっくり腰は、安静にするよりもなるべくいつも通りの生活を送ることで回復が早まると言われています。

しかし、自己判断で腰に負担をかけるのはよくありません。まずは少しでも動けるようになったら医療機関を受診することをおすすめします。

また、普段から腰痛があるなら、ぎっくり腰が発症しないように治療をしておくことも大切です。腰痛でお悩みの方は、いつでもふかざわ痛みのクリニックへお越しください。

当院の院長は、海外での学会発表や医師向けの技術指導も担当する専門医です。専門性の高い知識と技術で腰痛改善をサポートいたします。