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変形性膝関節症

2025.10.01
変形性膝関節症

こんにちは。ふかざわ痛みのクリニック 院長の深澤です。

膝関節に炎症が起きたり、膝関節のクッションである軟骨がすり減ったりすることから膝が変形していき、痛みが生じる疾患を変形性膝関節症と言います。

今回は、変形性膝関節症について解説します。

原因

変形性膝関節症の原因はさまざまです。

加齢などによる筋肉の衰え・脚に合っていない靴を履き続けること・スポーツや運動で膝に負担をかけ続けることなどが原因となります。

また、ケガや疾患によって軟骨がすり減ってしまうことでも発症します。変形性膝関節症の原因となりやすいのは、骨折による関節軟骨損傷・靱帯の損傷・膝関節のねんざ・半月板の損傷です。

症状

・膝に違和感を感じる

・膝に負担がかかると痛む

・膝の曲げ伸ばしや階段の上り下りが難しい

・正座をすると膝が痛む

・しゃがむと膝が痛む

・膝がむくむ

・常に膝が痛む

・膝がする など

治療

薬物療法

抗炎症薬・消炎鎮痛薬・ステロイドを内服したり、湿布を塗ったりすることで治療します。

注射療法

関節内へのヒアルロン酸注射によって痛みを和らげるのも有効です。

ヒアルロン酸注射は、関節液の潤滑効果を高めることで痛みや炎症を軽減します。
当院では超音波ガイド下に針を穿刺する方法をとっていますので、確実かつ安全に施行できるのが特徴です。

運動療法

関節の可動範囲を広げるために筋力をつけることも大切です。簡単な運動をなるべく毎日くり返し、必要な筋肉を強化しましょう。

ただし、トレーニング方法を間違えたり、無理をしたりすれば、症状悪化につながりかねません。医師の指導のもとでおこないましょう。

手術

薬物療法や注射治療で症状が改善できない場合や重度に進行している場合には、変形した関節の一部を切除するなどの手術を検討します。

まとめ

まとめ

変形性膝関節症は徐々に進行するため、初期には変形が目立ちません。また、変形していても痛みがない方もいれば、痛みが強い方もいます。そのため、何らかの違和感が出たときは、医療機関で検査をしてください。初期に適切な治療を受ければ進行を遅らせることができます。

当院では、豊富な実績と経験を持つ専門医が変形性膝関節症の治療をおこないます。また、膝関節だけでなく、身体のさまざまな部分の痛みを改善するサポートをいたします。

少しの違和感や痛みだからと我慢せず、ぜひ検査にいらしてください。