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坐骨神経痛

2025.11.05
坐骨神経痛

こんにちは。ふかざわ痛みのクリニック 院長の深澤です。

腰からつま先にかけて坐骨神経という神経が伸びています。坐骨神経は、圧迫されたり刺激されたりすると、しびれ・痛み・麻痺などの症状が出ます。重症化すると歩行障害を起こすケースもあるため、気をつけなければなりません。

今回は、坐骨神経痛について解説します。

原因

腰椎に異常が生じて坐骨神経が圧迫されることが坐骨神経痛の原因となります。坐骨神経痛の原因のほとんどが、腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄です。

若い方は腰椎椎間板ヘルニアが原因となっているケースが多く、高齢の方は腰部脊柱管狭窄が原因となっているケースが多いのが特徴です。

変形性腰椎症・腰椎分離症・すべり症などによっても坐骨神経痛が発症することがあります。

症状

坐骨神経痛では、お尻・太ももの後ろ・ふくらはぎ・すね・つま先などに次のような症状が現れます。

 

・鋭い痛みがある

・しびれる

・張っている

・麻痺している

・締めつけられる感じがする

・冷たい感じがする

・焼けているような痛みがある

 

また、次のような症状に発展することもあります。

 

・少し歩いただけで歩けなくなる

・脚が脱力する

・正常に尿を出せない

・正常に排便できない など

治療

薬物療法

初期であれば、痛み止めを内服することで治療をおこなうことができます。

ブロック療法

痛みの度合いによっては、神経ブロック注射が適しているケースもあります。

神経ブロック注射とは、神経の根元に局所麻酔薬とステロイド薬を注入することで症状を和らげる治療方法です。筋肉の緊張をゆるめて血流を促進します。それによって痛みを軽減することができます。

手術

原因となっている疾患が重症である場合など、手術が適しているケースもあります。

まとめ

まとめ

坐骨神経痛は、その多くが腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄を原因とします。そうでない場合も、ふだんの姿勢などによって軽減することが可能です。

正しい姿勢を保ったり、こまめにストレッチをしたり、身体が冷えないようにしたりと日常生活で改善や軽減を図りましょう。

それでも痛みが取れない場合には、ぜひ当院にご相談ください。当院の院長は、ペインクリニック専門医です。痛みのプロフェッショナルとして、身体のさまざまな部位の痛みについての高い専門知識と治療技術を持っています。

坐骨神経痛でお悩みの方の治療も得意としていますので、お気軽にご相談ください。